M&Aで最も大切なことは何か?

本来であれば、M&Aを全く知らない方々に向けて、「M&Aとは何か?」という基本的なお話からスタートするべきかもしれません。ですが、そのようなテーマについては今後のブログで少しずつ触れていきたいと思います。
本日は、私のビジネスにおける重要なテーマのひとつであるM&Aについて、いきなりですが私なりの思いを語ってみたいと思います。


M&Aで一番重要なことは?

M&A(企業・事業買収、合併)で一番大切なことは何でしょうか?
ご存じの方は、ぜひ一度この先を隠して考えてみてください。

私の考えとしては、「M&Aのディールが完了した後、二社が一緒になったときにどうなっているかを思い描くこと」だと思っています。


M&Aは結婚に例えられる

M&Aはよく「結婚」に例えられます。
ニュースなどで目にするM&Aの発表は、結婚で言えば「結婚式を挙げました」という報告にあたります。

ただ、本当に大切なのは式そのものではなく、その後に夫婦としてどんな人生を歩んでいくか、ですよね。

会社同士の「結婚」であるM&Aの場合、その後の「人生設計」にあたるものを、抽象的な理想だけでは済ませられません。事業計画、売上目標、新規ビジネスの開発などを、可視化した明確な形で持っておく必要があります。


そこから逆算するのがDD

この「理想の姿」から逆算して、結婚すべき相手=買収・統合の相手を選定する作業がデューデリジェンス(DD)です。

直感で「この人が好き!」「きっと幸せになれる!」とだけ思って結婚を始めると、人生経験からも分かるように大変なことになりますよね。M&Aも同じで、目的や将来像を描かずに進めてしまうと、後々取り返しのつかない事態になりかねません。


今日はここまでとします。
次回以降は、もう少し基本的な「M&Aとは何か?」から、実際のプロセスやポイントについても触れていければと思っています。

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