MacでeLTAXの申請を試みた結果|最終的にWindowsで完了した実体験

はじめに

これまでにも別の記事で触れた特許電子出願と同様、eLTAXの電子申請も最終的にはWindowsPCで処理を行うことになりました。
特許出願の電子申請については、Mac用の出願ソフトウェア環境自体が提供されていないため、当初からWindows環境で行うしか選択肢がありません。
一方、eLTAXについては公式に「Mac対応」との記載があったため、今回はMac環境での申請に挑戦しましたが、残念ながらうまく動作せず、最終的にはWindowsPCで登録申請を完了しました。


MacでのeLTAX申請に挑戦した経緯

業務全体をMacで統一したかった理由は、
iPhoneやiPadなどのAppleデバイスとの連携性の高さ、
および業務効率化を重視したワークフロー構築が背景にあります。

そのため、eLTAXでも「Mac対応」と明記されていたことを確認し、
法人登録申請をMac上で完結させることを試みました。
作業にあたっては、公式マニュアルに従い以下を実施しています。

  • 推奨ブラウザ(Safari/Chrome)でのアクセス
  • ポップアップブロックの解除設定
  • マイナンバーカード認証用ドライバーのインストール

しかし、これらをすべて行っても、申請作業を完了させることはできませんでした。


Mac環境で直面した主な問題

1. マイナンバーカードによる個人認証が通らない

ドライバーやリーダー、ポップアップブロックを正しく設定しても、
マイナンバーカードの読み取り段階で認証エラーが発生しました。

一旦ここで失敗してしまうと、PCdesk上で再申請やリセット処理などの操作を試みようとしても、
不要なポップアップウインドウが操作画面の前面に出続けてしまい、何の作業もできなくなる状態に陥ります。

複数回の試行でも認証が通らず、ログイン画面に進むこともできませんでした。
(この状況を解除する方法は現在も見つかっておらず、後述のWindowsPCで登録作業を完了させた後に再度Macで試してみましたが、PCdeskの作業画面は依然としてポップアップウインドウにブロックされ、操作できない状態が続いています。)


2. PCdesk(Web版)での操作不能状態

eLTAXのポータルサイト(PCdesk Web版)を開いても、
ログイン画面で入力作業を進める段階で、意図しないポップアップが自動的に開く現象が何度も発生しました。
これにより、入力中の項目がリセットされたり、ボタン操作が効かなくなったりするなど、
作業を継続できない状態が発生します。

結果として、Mac環境では登録申請を完了することができず、作業を再試行することも困難な状況でした。
そのため、別のWindowsPCを用意し、そちらで環境設定からやり直すことになりました。


WindowsPCでの設定と動作

WindowsPCを使用して同じ手順で設定を行ったところ、
すべての操作が正常に進みました。

  • マイナンバーカード認証がスムーズに通過
  • PCdesk(Web版)でもポップアップ干渉なし
  • 登録申請からログインまで一連の作業が安定動作

WindowsではブラウザやドライバーがeLTAX公式環境に完全対応しているため、
作業中にストレスを感じることもほとんどありませんでした。


現時点でのまとめと所感

私のケースでは、Mac環境での登録申請は完了せず、最終的にWindows環境で作業を完了したという結果になりました。

特許電子出願のように、もともとMac向け環境が提供されていない場合は仕方がないとしても、
「Mac対応」と明記されているeLTAXでここまで動作が不安定なのは私だけの症状かもしれませんが少々残念な印象です。

現時点では、電子申請や納税を確実に進めたい場合、
WindowsPCで作業するのが最も安全で確実です。
今後、eLTAXのWeb版がより多様なOS環境に対応し、
真の意味での“Mac対応”が実現されることを期待したいと思います。

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